データベースとは何か。
普段、データ管理に触れる機会がないとあまり想像しにくいかもしれませんね。
今回はデータベースがどういうものなのか、日常のどんな部分で活用されているのかをまとめました。
とっつきにくいデータについて、少しでも理解を深めて頂ければと思います。
データベースの基本
身の回りには商品の名前や価格、入荷日などの情報がたくさんあります。
そのデータを1つの場所に集め、いつでも見たい情報を確認したり、分析できるように整理整頓したものがデータベース。
データベースは大まかに登録・整理・検索ができるという特徴があります。
商品の価格や購入日時、購入数などのデータを整頓された形のデータベースに格納しておくことで、必要なデータをすぐに検索して取り出すことが可能になります。
そしてそのデータベースを管理する時に「データベース管理システム(DBMS)」を用います。
データベース管理システムを用いることで、データを整理するために、整合性を保つルールの設定したり、データを検索することが可能になります
その他不正なアクセスを防止したり、障害時にデータを復旧することができるんです。
データベース管理システムの種類
データベース管理システムは大きく2種類に分けられます。
商用のデータベース管理システムとオープンソースのデータベース管理システムです。
商用のDBMS
多くの場合、企業や個人が開発して、有料で販売されています。
機能やサポートが充実していることが多く、企業のような大規模で利用されるデータベース管理システムは商用のものが使われています。
代表的な商用のDMBS
- Oracle Database
- Microsoft SQL Server
- IBM Db2
オープンソースのDBMS
オープンソースはソースコードが公開されていて、誰でも自由につかるようになっているソフトウェア。無料で使えるものが多い。
機能面や安全性も改善されつつあります。
サポートがないことが多いため、取り扱いが難しい点が厄介な部分ではあります。
代表的なオープンソースのDMBS
- MySQL
- PostgreSQL
- SQLite
- MongoDB
データベースを操作する方法
データベースから欲しい情報を検索するためにはSQL(構造化照会言語)という言語を使います。
SQLは規格化された言語なので、多くのDBMSで共通のSQL言語を使うことができるんです。
SQLでできること
SQLを使うとデータベースに関するさまざまな操作を行うことができます。
- 新しいデータベースやテーブルの作成・削除
- データの追加・編集・削除
- データの検索
- データにアクセスできるユーザー権限の設定
データベースの利用例
図書館の蔵書本データ
所蔵してある本のタイトル、著者名、ジャンル、貸出状況などを管理する時にデータベースが活用されています。
ショッピングサイトの商品データ
販売商品名、価格、画像データ、購入者の名前、住所、商品のID、購入時間などを管理する時にデータベースが活用されています。